和尚のひとりごと№1718「六時礼讃 中夜礼讃38」

和尚のひとりごと№1718「六時礼讃 中夜礼讃38」

 

 

【原文】
至心懺悔

【読み下し】
至心に懺悔す。

【意味】
心より懺悔いたします。

 

懺悔

犯した罪などを反省して告白すること、さらに、それによって許しを請うこと。仏教において罪を滅し、身を清めるための最も重要な行いの一つ。仏教における懺悔の基本は、自らの罪を告白することである。すなわち教団において罪を犯した比丘がいたならば、布薩等の場において他の比丘の前で罪を認め告白し、それが聞き入れられることによってその罪が許される。それゆえ懺悔は正直になされるべきものであり、ありのままの罪を認め、それを告白することで成立する。

 

 

※『善導 六時礼讃 浄土への願い』原口 弘之、宇野 光達 訳注を参照させて頂きました。

訓読は同書の読みを使用させて頂いております。

六時礼讃は浄土宗のみならず浄土系のさまざまな宗派でも大切に読み継がれており、わたくしたちの浄土の御教えのルーツとなっているものです。
多くの皆さまにとり六時礼讃がより身近なものとなり親しんで頂けますように。